豊田自動織機は17日、物流の効率化を目指す新たな実証事業を今月から始めると発表した。自動運転フォークリフトや、車体と荷台を切り離せる「スワップボディー車」を使い、物流サプライチェーン(供給網)全体で人手や待機時間を減らす試みだ。3年かけて完成度を高め、実用化を目指していく。

 経済産業省の補助事業として大和ハウス工業、イオングローバルSCM、花王、日立物流、豊田自動織機が取り組む。花王の工場とイオングローバルSCMの物流施設を使い、①自動運転フォークリフトを用いた入出荷の自動化②スワップボディー車を用いた荷待ち時間の短縮③企業間のデータ連携―をそれぞれ試す。

 豊田自動織機は、開発中の自動運転フォークリフトを持ち込む。屋内外を自動走行し、人工知能(AI)によってパレットに積まれた荷物を自動認識して荷役をこなす。当初は有人フォークリフト並みの20~30分、将来は有人を上回る短時間で荷役を終えることを目指す。

 プロジェクト全体としてはまず、フォークリフトの荷役技術を開発し、実証を重ねる。合わせて荷主間の発着データやトラックの運行計画、フォークリフトの作業計画などを連携させたり、他の物流機器と組み合わせるなどして物流効率をさらに高めていく考えだ。