「E(電動化)で失うものはEで取り返す」―。ニッパツの茅本隆司社長は、自動車産業が直面する100年に1度の大変革期を前にこう意気込む。足元ではコロナ禍や半導体不足、原材料価格の高騰など経営課題は山積するが、電動車対応に向けた設備投資を積極化するだけでなく、部品メーカーにも求められるカーボンニュートラルの実現に向けた取り組みも本格化していく。(水町…