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 国土交通省は14日、自動車整備事業者を対象に外部故障診断機(スキャンツール)の導入補助の公募を10月4日に開始すると発表した。本体またはパソコンからインターネットを通じて外部に情報を送信できるなど一定の要件を満たすスキャンツールの購入経費の一部を支援する。公募は11月末まで受け付けるが、申請額の合計が予算額に達した段階で終了する見込み。スキャンツールの導入拡大で、高度化が進む自動車技術に対応した整備基盤の構築につなげる。

 補助対象は自動車特定整備事業者と優良自動車整備事業者、自動車整備士を有する自動車関連施設で自動車の点検等を含む事業を行う者となる。補助率は3分の1で、1事業場当たりの補助上限額は15万円。交付決定前に購入した機器は対象外とする。また、対象になった場合、20台以上の車両にスキャンツールを使用した診断データなどを報告することも要件となる。