住友化学は、再生プラスチック製品の新ブランド「Meguri(メグリ)」を立ち上げたと発表した。同社の2030年までに温室効果ガスを13年比で半減させる目標達成に向けた取り組みの一環として、プラスチック資源の循環に取り組む。
新ブランドは、愛媛工場(愛媛県新居浜市)に建設予定のケミカルリサイクル実証設備で再生するアクリル樹脂を皮切りに、積水化学と取り組む再生ポリエチレン、廃棄プラスチック由来の自動車部材向け再生ポリプロピレンコンパウンドなどに幅広く用いる方針。顧客や同業他社、自治体などとの使用済みプラスチック製品の回収を含めた連携体制の構築も図りながら製品ラインアップを拡充し、生産・販売を増やしていきたい考えだ。