グジャラート工場

 スズキのインド子会社のマルチ・スズキは31日、ハリヤナ州とグジャラート州の工場で大規模な生産調整を9月に実施すると発表した。半導体不足で電子部品の供給制約を受けたため。流動的ではあるが、通常の生産量の4割程度の水準に落ち込む見通し。

 マルチ・スズキは8月にも稼働を一時停止するなど半導体不足の影響を受けていた。8、9月の減産台数は明らかにしていないものの、スズキは2022年3月期通期で世界合計35万台の半導体影響を見込んでおり、うち10万台はインドを中心とした海外生産の影響としている。