川崎重工業は、約300億円を投じて北米のオフロード四輪車の生産能力を増強すると発表した。2023年3月までに米国の生産能力を引き上げるとともに、メキシコでは23年度に新工場を立ち上げる。コロナ禍を契機に進むオフロード四輪車の需要拡大に応じる。
オフロード四輪車を含むコンシューマー製品を生産する北米拠点は従来、米国のリンカーン工場、メアリービル工場の2拠点体制だったが、22年に汎用ガソリンエンジン工場として稼働するブーンビル工場に加え、メキシコに新工場を立ち上げることで4拠点体制になる。20年4月~21年3月期の四輪車(ジェットスキー含む)の売上高はコロナ禍にも関わらず前年と比べて約2割増加していた。