マツダは27日、本社工場(広島市南区)と防府工場(山口県防府市)の稼働を30、31日の2日間停止すると発表した。同2工場は、新型コロナウイルス感染の影響で中国からの部品輸入が滞り、23日の夜勤から国内工場の操業を停止していたが、停止期間を延長する。当該部品は別経路の調達手段のめどが立ったため、9月1日から稼働を再開する計画だ。

 支障が及んでいる部品はマレーシアで生産する車載電装品で、中国・上海を経由して国内に輸入していたが上海の空港でコロナ感染が確認され貨物便の運航が停止、部品調達が困難な状況が続いている。加えて、同じくマレーシアでもコロナ感染拡大で現地の部品メーカーの生産に影響が及び、部品調達に支障を来している。

 31日までの減産台数規模は公表していない。