ダイナミックマップ基盤(稲畑廣行社長、東京都中央区)は20日、日本の官民ファンドである海外交通・都市開発事業支援機構(JOIN、武貞達彦社長、東京都千代田区)から最大5千万ドルの出資を受けると発表した。北米事業向けの資金として活用する。

 ダイナミックマップ基盤が最大5050万ドル、JOINが最大5千万ドルをそれぞれ出資する形で、共同出資会社を設立する。共同出資会社を通じてダイナミックマップ基盤の米国子会社であるUshrに対し事業資金を拠出する。

 Ushrはこれまで米国で高精度3次元地図データを提供してきたが、今回の出資により米国内のデータ整備対応エリアの拡大につなげていく。

 また、Ushrは、ゼネラル・モーターズ(GM)がハンズ・フリー走行を実現した先進運転支援システム「スーパー・クルーズ」向けに北米全ハイウエーの3次元地図データを提供している。