「シーアンドレール」サービス全体図

 日本通運は3日、国内複合一貫輸送サービス「シーアンドレール九州ルート」を発売開始したと発表した。従来の「シーアンドレール北海道ルート」に新たに九州ルートを追加することで、輸送ルートを複線化した。太平洋側を北海道から九州までつなぐことで輸送ルートの選択肢を広げ、さまざまなニーズに対応可能な体制を整えた。

 同サービスは鉄道、内航船の両方に対応する12フィートハイブリッドコンテナを活用し、海上輸送と鉄道輸送を手掛けるサービス。今回の九州ルートの追加によって、異常気象で自然災害が発生した時などに障害区間を回避できる輸送手段になることも提案し、企業の事業継続計画(BCP)に役立ててもらう。