日本自動車工業会(自工会、豊田章男会長)が30日にまとめた2021年上期(1~6月)の四輪車輸出台数は前年同期比24・6%増の202万1650台だった。昨年上期は新型コロナウイルス感染拡大の影響による海外需要の低迷で、大幅に落ち込んだが、今期は欧州とその他地域を除いた全地域で増加となった。

 最大の仕向け地である北米は前年同期比35・5%増の78万4240台だった。南米は同41・0%増の4万5241台、大洋州は同43・6%増の22万2719台の大幅増となった。

 車種別では、乗用車が同23・3%増179万7387台で、軽四輪が2万4428台となり大幅に回復した。トラックは同52・8%増の18万8646台となった。

 6月単月では、南米が大幅に伸長した。乗用車が前年同期に比べ4倍近く伸び4581台、トラックが8倍以上増加の1713台となった。

 同時に発表した5月の自動車生産台数は同63・2%増の50万2828台だった。