マグナは今回の買収でADAS事業の拡大につなげる

 マグナ・インターナショナルは、先進運転支援システム(ADAS)や自動運転の技術開発などを手がけるスウェーデンのヴィオニアを買収すると発表した。1株当たり31・25ドルですべての発行済株式を取得する。38億ドルの株式価値に相当する買収となり、2021年末の取引完了を予定している。

 マグナはヴィオニアの買収でADAS事業を強化するとともに、新規顧客の獲得、ビジネス地域をアジアなどへも広げる。買収完了後、ヴィオニアはマグナのADASグループに合流、エレクトロニクス部門に統合される予定。24年までに年間約1億ドルの相乗効果を見込んでいる。