本田技術研究所と楽天グループは19日、自動配送ロボットの走行実証実験を同日から共同で開始したと発表した。ホンダが開発した交換式バッテリーで動く自動配送機能付き車台に、楽天が開発した商品配送用ボックスを搭載したロボットを茨城県の筑波大学構内などで走らせる。
ラストワンマイルの配送手段としての実用化を目指し、自動配送ロボットを活用した商品配送サービスの技術検証やデータ収集、ニーズの把握などにつなげる。
実証実験は筑波大学構内の宿舎周辺と一部公道を含む全長約500メートルの区間で実施する。人の往来のある環境で実走行させることで、自動走行ロボットの動作などを確認する。楽天は配送ボックスのほか、通信回線も提供し、ロボットを遠隔監視する。19日に開始し、8月31日まで実施する。