三井不動産リアルティ(遠藤靖社長、東京都千代田区)は13日、運営するカーシェアリングサービス「カレコ・カーシェアリングクラブ」にスバルの運転支援システム「アイサイトX」を搭載した「レヴォーグ」を50台導入すると発表した。高速道路や自動車専用道での渋滞時ハンズオフ機能を備えた車両を用意することで利用者の安全性を高め、他のカーシェアサービスとの差別化につなげる狙いだ。

 まずは13日から横浜市神奈川区にあるカーシェアステーション「リパーク横浜西口」に配置。27日からは東京都江東区の「ららぽーと豊洲」でも貸し出しを開始する。ほかのステーションにも順次導入し、22年3月末までに計50台が稼働する計画だ。カレコでは、全車両に衝突被害軽減ブレーキとドライブレコーダー、バックモニターを搭載するなど、カーシェア車両の安全装備を充実させている。

 利用料金は月額会費980円のベーシックプランの場合、10分160円。6時間パックだと4080円で利用できる。スバル「フォレスター」やトヨタ自動車「ハリアー」「ヴォクシー」などと同じ「ミドル」クラスとして貸し出す。