リアルタイムの情報伝送でドローン活用の幅を広げる

 NTTドコモは8日、国内初のドローン向け通信プラン「LTE上空利用プラン」を提供開始したと発表した。データ容量120ギガバイトのLTE通信を月額4万9800円で利用できる。目視可能範囲を超えて飛行するドローンの遠隔管理に必要なリアルタイム通信を実現したサービス。合せてドローン運行の安全確保をねらい利用場所や日時、台数、高度などの予約サービス「LTE上空利用予約」を提供する。物流分野や農業で見込まれるドローンの目視外飛行の本格化をにらみ新プランを提供し、ニーズ吸収につなげる。

 ドローンの上空でのモバイルネットワーク利用を対象とした料金プランの提供は国内初という。同社は新サービスの実用化に向け、上空でLTE通信端末の送信電力を最適化する技術と、上空で利用可能な周波数を限定する技術を開発した。こうした取り組みによって、上空のLTE通信を基地局で適切に制御し、地上でモバイルネットワークを利用する端末との電波干渉を軽減することが可能になり、サービス提供を実現した。

 新プランを使うと、目視外での長距離飛行とリアルタイムのデータ伝送が可能になる。これによって広範囲の農薬散布や農作物の生育監視、遠隔地への長距離物流、災害発生時における遠隔地のリアルタイム映像伝送など、ドローン活用の幅が広がるという。

 LTE上空利用予約は、同一空域や同一時間に上空でのLTE通信の利用集中を回避させることを狙い設けた。ユーザーは過度な電波干渉が発生しない状況で利用できるため、利便性の向上と安全確保につながる。