「Mk-5」のイメージ画像

 “空飛ぶクルマ”の開発を手がけるスタートアップ企業のテトラ・アビエーション(中井佑社長、東京都文京区)は7日、試験飛行や人材育成に関して福島県南相馬市と連携協定を締結したと発表した。協定締結により福島ロボットテストフィールド(福島県南相馬市)での試験飛行や次世代のエンジニア育成など、空飛ぶクルマの開発に向けた連携を深める。締結式は7日に南相馬市で開催し、中井社長と門馬和夫市長が出席した。

 締結式では、新機種の「Mk―5」(マークファイブ)のイメージ画像と模型を公開した。実機は、26日から米ウィスコンシン州で開催予定の航空機展示会「EAAエアベンチャー・オシュコシュ2021」で展示する。予約販売を開始し、22年の引き渡しを目指す。今後米国で販売開始し、日本でも自家用航空機として販売できるよう体制を整えていく。