水素満タンでどこまで走れるか―。日本のモータージャーナリストとトヨタ自動車の混成チームはこのほど、燃料電池車(FCV)「ミライ」で1040・5キロメートルを走破し、5月にトヨタのフランス法人が達成した記録(1003キロメートル)を塗り替えた。

 先月28日の昼過ぎに福島県の水素ステーション(ST)を出発し、房総半島を経由して翌29日の午後3時に東京の豊洲水素STに到着した。所要時間は約26時間。到着車両を同社技術部が確認したところ、あと20~30キロメートルは走行できたという。ミライの最大航続距離はカタログ値で約850キロメートル。