日本自動車輸入組合(JAIA、ティル・シェア理事長)が6日発表した2021年1~6月の外国メーカー車の新規登録台数は前年同期比19・3%増の13万6491台で、半期ベースで18年下期以来5期ぶりに増加へ転じた。上期としては18年以来3年ぶりの増加。登録車全体に占める外国メーカー車のシェアは9・0%で、上期としては過去最高だった。

 外国メーカー車のブランド別では、メルセデス・ベンツが半期として14期連続の首位となった。20年上期に3位だったBMWが2位に上昇し、同2位だったフォルクスワーゲン(VW)が3位に落ちた。ジープ、ルノー、ポルシェ、シトロエン、ランドローバー、フェラーリ、アストンマーチンが上期として過去最多を更新した。

 パワートレイン別では、ハイブリッド車(HV)、プラグインハイブリッド車(PHV)、電気自動車(EV)、燃料電池車(FCV)を合わせた電動車が全体の約2割となる2万4982台で、このうちEVは前年同期比479・5%増の3270台と大幅に伸びた。

 価格帯別では1千万円以上が1万3921台(同29・4%増)、400万円以上1千万円未満が6万720台(同19・6%増)、400万円未満が4万7942台(同6・5%増)と、いずれもプラスとなった。

 6月は、前年同月比45・2%増の3万851台だった。ブランド別ではメルセデス・ベンツが同31・5%増の6060台で4カ月連続の首位となり、VWが5085台(同84・8%増)、BMWが4331台(同34・5%増)と続いた。