SPKは2日、洗車サービスやボディーコーティングチェーンなどを手がけるカービューティープロ(古賀大介社長、東京都世田谷区)の全株式を取得すると発表した。買収額は非公表で7月15日に手続きを完了する予定。SPKが展開する自動車整備や補修部品事業にカービューティープロのカーディテイリング事業を組みわせ、アフターマーケットでの事業展開を拡大する。

 カービューティープロは1976年に創業した会社。洗車やコーティングのほか、車内クリーニングやカーラッピング、カーフィルム、ウィンドーリペアなどを手がける。

 創業者の小口洋史会長が高齢になったため、SPKへの株式売却を決めた。手続きの完了後に小口会長は退任し、SPKの沖恭一郎社長がカービューティープロの会長を兼務する。古賀社長は続投する。

 SPKは5月に策定した3カ年中期経営計画で最終年度の2023年度に売上高を現在の約3割増に当たる550億円に、営業利益を約2割増に当たる25億円に引き上げる目標を掲げる。市場が堅調に推移するカーディティリングサービスをグループに取り込むことで事業拡大につなげる。