FIA世界ラリー選手権(WRC)第6戦サファリ・ラリー・ケニアは27日に最終競技が行われ、トヨタガズーレーシングチャレンジプログラムの勝田貴元選手が自己最高位の総合2位となり、表彰台に上った。日本人がサファリラリーで2位につけたのは1994年の篠塚建次郎氏以来、27年ぶり。

 チームオーナーの豊田章男トヨタ自動車社長は「初めて走る厳しい道で、世界最高のドライバーとトップ争いをしながら走り切る。タカ(勝田選手)はこの一戦だけで今までの何倍も成長したと思う。今シーズン、残り6戦、最後はラリージャパンもある。さらに楽しみでしょうがない」とメッセージを贈った。

 総合優勝はセバスチャン・オジェ選手(ヤリスWRC1号車)が飾り、今シーズン4勝目、ドライバー選手権で首位を維持した。チームとしてもマニュファクチャラー選手権首位を守った。