ホンダは24日、全面改良して今秋日本で発売予定の新型「シビック」のハッチバックをオンラインで世界初公開した。内外装を刷新するとともに、プラットフォームを改良して走行性能を向上した。2022年にはハイブリッドシステム「e:HEV」の搭載モデルやスポーツグレード「タイプR」も設定する。

 11代目となる新型シビックは「爽快シビック」をグランドコンセプトとして開発。開放的なデザインや質の高い走行体験、直感的に使用できるHMI(ヒューマン・マシン・インターフェース)を目指して作った。車両サイズは全長4550mm、全幅1800mm、全高1415mm。10代目のモデルと比べて全長を30mm伸ばす一方、全高を5mm低くし、クーペ調のデザインに仕上げた。

 日本仕様の生産拠点は旧型の英国工場から日本の埼玉製作所寄居工場に切り替える。北米ではすでに新型シビックのセダンを発売しているが、日本に導入予定はなく、ハッチバックとタイプRの2種類を展開することになる。ハッチバックの価格などは8月に発表する予定。