ジェイテクトは24日、電気自動車(EV)のモーター用としては世界最高水準の高速回転に対応するグリース潤滑玉軸受を開発したと発表した。
EV用モーターの小型・高出力化が進む中で、高速回転下でも破損や焼き付きが起きない軸受が求められる。同社では高速回転時のベアリング保持器に作用する応力を和らげたり、各部の寸法を適正化するなどして、ベアリングの回転性能を示すdmn(ピッチ円直径×回転速度)で185万以上の高速回転を実現した。比較的、大きめの内径40ミリメートルの軸受では1分間に約3万1千回転の性能を持つという。