燃料電池車用水素タンクを生産するいなべ工場(三重県いなべ市)

 豊田合成は、国内3事業所で使う電力を再生可能エネルギー由来に切り替えたと発表した。これにより今年度は二酸化炭素(CO2)排出量を約3400トン減らせる見込みだ。今後は国内の他工場も再エネ由来の電力に切り替え、2025年度までにCO2排出を今より25%減らす。

 使用電力をすべて再エネ由来に切り替えたのは本社とみよし物流センター(愛知県みよし市)、燃料電池車用水素タンクを生産するいなべ工場(三重県いなべ市)で、太陽光や風力発電設備を導入したり、再エネ由来の電力契約に切り替えるなどした。同社は30年度までにCO2排出量を半減し、50年にカーボンニュートラル実現を目指す。