日産自動車は16日、スポーツ車「GT―Rニスモ」2022年モデルの予約注文台数が、4月14日の先行公開から2カ月間で171台となり現段階で20年度の販売台数(131台)を上回ったと発表した。高精度エンジン部品などを採用して走行性能を高めた特別仕様車が好調で、日本マクドナルドとのコラボレーションを通じた周知活動も奏功した。
2カ月間の総受注台数のうち、特別仕様車「GT―Rニスモスペシャルエディション」が99%を占めた。ボディーカラー別では、レーシングフィールドから着想を得たニスモ専用の新色「ニスモステルスグレー」が50%以上と最も多く選ばれた。
日産は、GT―Rニスモ2022年モデルの公開に合わせ、4月に日本マクドナルドとコラボレーションを実施。GT―Rニスモのミニカー付きハッピーセットの販売やミニカーを具現化した金色のラッピングカーを製作・展示するなど幅広い層へのPR活動を行った。こうして20年モデルと「GT―R生誕50周年モデル」を中心とした20年度の販売台数を上回り、好調な滑り出しを切った。
価格は8月に発表し、10月に発売を予定する。日産販売店の日産ハイパフォーマンスセンターでは引き続き予約注文を受け付ける。