日産自動車と三菱自動車は1日、軽自動車の商品企画などを手がける合弁会社「NMKV」(遠藤淳一社長、東京都港区)が創立10周年を迎えたと発表した。日産「デイズ」や三菱自「eKワゴン/eKカスタム」など、両ブランドによる10年間の累計販売台数は152万台にのぼる。協業の範囲を軽自動車の電気自動車(EV)に広げ、2023年度までに市場投入する計画だ。
NMKVは、11年6月1日に両社の折半出資により設立した。軽の商品企画から開発、デザイン、購買などの分野で両社の強みを融合して、競争力ある商品を開発する。第1弾の日産・デイズ、三菱自・eKワゴン/eKカスタムを皮切りに協業モデルを広げ、直近では20年3月発売の日産「ルークス」、三菱自「eKスペース」、「eKクロススペース」を市場に送り出した。