ユーグレナは、ジェイアールバス東北(JRバス東北、小塙隆一社長、宮城県仙台市)が運行する定期観光バス「仙台お散歩号・松島お散歩号」で使用する2階建てバス(ダブルデッカー車)に、次世代バイオディーゼル燃料の供給を開始したと発表した。バイオ燃料のバスでの使用は、東北地方では初めてとなる。
バイオ燃料は微細藻類ユーグレナ(ミドリムシ)と使用済み食用油が原料で、エンジンの燃焼で二酸化炭素(CO2)を排出するものの、原料が光合成でCO2を吸収しているため、カーボンニュートラルを実現する。既存のディーゼルエンジンに手を加えなくてもそのまま利用できるのが特徴。
JRバス東北は環境対策にも積極的に取り組む方針で、この施策の一つとして今回、定期観光バスにバイオ燃料を使用することを決めた。両社は今後、地球環境に配慮したサステナブル・ツーリズムを推進するとしている。