ロームは10日、2025年度を最終年度とする新中期経営計画「ムービング・フォワード・トゥ・2025」を策定したと発表した。「車載」「海外」での成長とさらなる成長への基盤づくりをキーワードに、2年以内に過去最高の売上高を更新するとともに年平均5・5%増を計画、25年度には20年度比30・6%増となる4700億円を目指す。

 新中計では成長戦略として、パワーデバイスや車載LSIを中心に売り上げを伸長させる。LSIでは電動車向け商品を強化して海外での車載供給を拡大、小型化・高効率商品で民生用を維持していく。また、半導体素子では、技術力や供給対応力、生産力でSiC市場でシェア30%獲得を目指す。さらに、自動運転支援モジュールやセキュリティー向けセンシングデバイスに注力する。

 一方、非財務目標として、温室ガス排出量を30年度に30%削減(18年度比)する目標や、グローバル女性管理職比率15%の達成、品質満足度スコア10㌽改善(20年度比)などを掲げた。

 同社では昨年6月、30年の目指す姿として、商品を通して「省エネ」「小型化」に寄与し、社会課題解決に貢献する「経営ビジョン」を策定、今回の新中計は10年後の飛躍的成長を見据えて、一層強固な経営基盤を構築するための5カ年計画としている。