EQAと上野社長

 メルセデス・ベンツ日本は26日、新型電気自動車(EV)「EQA」を同日から発売すると発表した。2019年発売の「EQC」に続くEV第2弾。航続距離は422キロメートル(WLTCモード)を確保した。EQAの投入で輸入車のEV市場においても販売シェアを高めていく。

 最高出力140キロワット、最大トルク370ニュートンメートルを発生させるモーターを1基搭載する。モーターの搭載方法を工夫するなどで静粛性を高めた。容量66.5キロワット時のリチウムイオンバッテリーを採用。充電方式は、6.0キロワットまでの交流普通充電と100キロワットまでの直流急速充電(チャデモ規格)に対応する。

 車体サイズは、全長4465mm、全幅1835mm、全高1625mm。狭い道が多い日本の道路事情でも運転しやすい取り回しとした。対話型インフォテインメントシステム「メルセデス・ベンツユーザーエクスペリエンス」(MBUX)も搭載し、利便性を高めた。

 EQAには、月定額の残価保証リース「メルセデス・スタイル」を用意し、従来からあるバッテリー保証とともに訴求することでユーザーのEVに対する不安払しょくを狙う。

 「EQA250」の価格は640万円(消費税込み)。