日本電産は22日、電気自動車(EV)用駆動モーターモジュール「E-Axle(イーアクスル)」が広州汽車グループ傘下の広汽埃安新能源汽車の新型EV「Aion Y」に採用されたと発表した。Aionシリーズへの採用は4車種目となる。

 搭載されたのは最大出力100kWの「Ni100Ex」。2019年に設立した広州汽車グループ会社との合弁会社で、20年11月から生産している。

 イーアクスルはモーターとインバーター、ギアを一体化したユニットシステムで、精密小型モーターの磁気回路設計ノウハウや、永久磁石と独自のモーター油冷構造を用いて小型化、軽量化した製品。21年2月末までに12万台以上を生産している。