日本電産は22日、2022年3月期通期業績予想で、売上高が前年同期比5・1%増の1兆7千億円、営業利益が同12・5%増の1800億円、当期利益が同14・8%増の1400億円と、すべての項目で過去最高になる見通しを発表した。
中国などで電気自動車(EV)の普及が拡大していることに伴って、EV用駆動モーターモジュールの受注が拡大しているのに加え、ロボット向けも好調で業績が伸びる見込み。同社では電動車向けモーター事業への投資を増やして事業拡大を図る。
同日発表した21年3月期は、売上高が前年同期比5・4%増の1兆6180億円、営業利益が同47・4%増の1600億円、当期利益が同108・7%増の1219億円となり、売上高は9期連続で過去最高を更新した。
IT用ファンモーターやゲーム機器向けなどの需要拡大が寄与した。