ZFは14日、中国の自動車メーカー・上海汽車集団(SAIC)とフルレンジ・レーダー技術に関する生産契約を結んだと発表した。同レーダーは距離と速度、水平角に加えて仰角の4次元を高解像度で認識し、より高度な運転支援や自動運転機能を実現する。2022年にSAICへの供給を開始する。
フルレンジ・レーダーは、より高いレベルで交通状況の3次元イメージの生成を可能とする。また、一般的な自動車用レーダーの16倍の解像度を持ち、より高解像度での認識を可能にした。ADAS事業部を担当するクリストフ・マーナットエグゼクティブバイスプレジデントは同商品について「競争力のある価格で、自動運転レベル3及び4向けの高い認識要件を満たすためのカギとなる」と述べた。