ホンダは14日、英国で電気自動車(EV)向けのエネルギーマネジメントサービス「e:PROGRESS(イープログレス)」を開始したと発表した。スマートフォンで必要な充電量を入力し、EVを自宅の充電器につなぐことにより、最も電力コストの安い時間帯に自動的に充電できる。自動車メーカーが主体となって同様のサービスを展開するのは「欧州で初めて」(ホンダ)という。

 充電サービスを手がけるモイクサ社、エネルギー事業者のオクトパスエナジー社、ブリティッシュガス社と協業してサービスを提供する。対象は「ホンダe」のオーナー。ホンダは、年間4200kW時のエネルギーを消費する家庭のホンダeオーナーが年間8000マイル(約1万2875km)走行した場合、充電費用を年間最大475ポンド(約7万1000円)節約できるとしている。