カナダのマグナは、カメラとルームミラーを一体化したドライバーモニタリング技術を開発したと発表した。ドライバーのわき見運転などを検知するデバイスで、音声と画像で警告を発する。幼児の車内放置やシートベルトの非着用などの検知も可能で、機能拡張性を持たせた。
開発品はこのほど、量産の準備を整えたとしている。同製品はマグナのカメラ技術を活用してドライバーの頭や視線、体の動きをモニタリングし、わき見や眠気、疲労を検知する。
カメラとルームミラーを一体化したことで、ドライバーの視界を確保できるのに加え、同乗者のモニタリングシステムなどを追加することが可能になる。幼児の車内への置き去りやシートベルト非着用の検知など、ニーズに応じた機能を実用化できるという。
同技術はカメラとECU(電子制御ユニット)、カメラとメインコントローラーソリューションの組み合わせで提供する。ルームミラーや他の車両構造との一体装着が可能としている。