日本自動車輸入組合(JAIA、ティル・シェア理事長)が6日に発表した2020年度の外国メーカー車モデル別新規登録台数は、ビー・エム・ダブリュー(BMW)の「MINI(ミニ)」が前年度比6.4%減の2万837台で5年連続の首位となった。限定車や特別仕様車の投入で代替促進や新規顧客の獲得につなげた。2位はメルセデス・ベンツ「Aクラス」で、3位はフォルクスワーゲン(VW)「Tクロス」だった。上位20車種中、前年超えのモデルは6車種で、BMW「1シリーズ」を除き、すべてSUVだった。

 19年度は2位だったVW「ゴルフ」は、同62.1%減の6984台で6位に後退した。モデル末期だったことやコロナ禍による供給体制の停滞が影響した。一方でSUVモデルの販売は好調で、TクロスがVWの最量販車種となり、20年7月に投入した「Tロック」も純増となった。

 20年度のブランド別新規登録台数で過去最高を記録したジープは、9位に「ラングラー」が、20位に「レネゲード」がランキングに入って両モデルともに前年を上回った。