中辻康雄執行役員営業本部長(左)、髙木祐一郎マーケティング部長(右)

 ―国内市場においてオールシーズンタイヤの需要は
 中辻氏「当社はオールシーズンタイヤのパイオニアとして40年以上の歴史を持つ。国内市場でも10年以上の販売実績があり、ユーザーの認知度も高く、着実に売れる商品として根付いてきた」
 髙木氏「これまではタイヤ販売店が中心となって売り上げを伸ばしてきたが、最近はカーディーラーでの取り扱いも増加傾向だ」

 ―販売戦略は
 中辻氏「セダンやコンパクトカーなど幅広い車種をターゲットにした『ベクターフォーシーズンズ』とミニバンやSUV向けの『アシュアランスウェザーレディ』の2種類のラインナップは大きな強みで、多くのユーザーのニーズに応えられる」
 髙木氏「昨年8月にウェザーレディに17サイズ追加して合計30サイズとした。ベクターフォーシーズンズと合わせ75サイズを展開する。サイズが被ってしまう懸念もあったが、ライフスタイルに応じた商品展開ができることがむしろ大きな強みとなった」

 ―販売現場への取り組みは
 髙木氏「これまで新商品発表に合わせて勉強会を開催してきたが、19年秋からオンラインの商品プレゼンも一部で開催している。コロナ禍でカーディーラーや用品店を含めてオンライン研修のニーズが高まってきている。商品の特長や販売方法、集客などのコンテンツを今後強化していく」
 「販売員に向けた実際に体感してもらう試乗会も引き続き力を入れる。来店客に一声かけるだけで、販売が伸びる商材である。販売員がタイヤの良さを知っていることが大きなポイントだ。説明がいる商品だからこそ、販売店と協力しながらやっていく」

 ―今後の販売拡大目標は
 髙木氏「非、準降雪地域での販売拡大もそうだが、降雪地域にもポテンシャルがある。春先や秋口の急な降雪でも安心して走行できるのが、オールシーズンタイヤの強み。排水性も高く、ウエットな路面にも強い。降雪地域で使用される夏タイヤの代わりとしての潜在ニーズは高いと考えている」

アシュアランスウェザーレディ(左)、ベクターフォーシーズンズ(右)

 製品紹介「アシュアランスウェザーレディ」「ベクターフォーシーズンズ」

 SUVやミニバン向けの「アシュアランスウェザーレディ」は15~20インチで30サイズを展開。特に17インチ以上のサイズを20年8月に拡充した。ソイルビーンオイルテクノロジーを採用し、氷上や雪上路面などの低温時に高いグリップ力を発揮するほか、摩耗が進むと途中で溝幅が拡大するエボルビングトラクションテクノロジーで、摩耗後でもウエット性能を発揮する。
 幅広い車種に対応する「ベクターフォーシーズンズ」は13~18インチの45サイズを展開する。国内において高い認知度を誇り、リピートユーザーも増えている。多様な路面コンディションにおいても、高いグリップ性と操縦安定性を実現するため、専用の全天候型コンパウンドを採用している。