京都レストランバス

 コロナ禍に負けず花見を満喫―。ウィラーエクスプレス(平山幸司代表取締役、東京都江東区)とチェッカーキャブ無線協同組合(秋山利裕理事長、東京都中央区)は、それぞれシーズンを迎えた花見を車内から楽しめる新商品の運行を開始した。新型コロナウイルス感染症の心配をなくすため万全の対策を施したことを訴求し、ニーズ獲得を目指す。

 ウィラーエクスプレスは、19日から京都府内で運行する「京都レストランバス」の新コースとして、鴨川沿いなど京都の桜の名所を2階建てオープントップバスで巡りながら車内で京料理を楽しめる「心に贅沢な、京都お花見コース」を運行。料金は6000円から。運行では、バスのルーフを開いて常に外気を取り入れる。さらにスタッフの検温や手袋着用、こまめな消毒などウイルス感染対策を徹底して高い安全性を保っているという。

 チェッカー無線は20日、タクシーで都内の桜の名所を巡る新商品「チェリーブロッサムタクシー2021」の運行を始めた。昼夜計4コースがあり、千鳥ケ淵や谷中霊園などを巡る。料金は9000円からで、4月4日まで運行予定。同社は「雨の日でも安心。1日で数カ所巡ることができ、駐車場の心配もない」とメリットを説明した。