自動車用や建築用フィルムの研究開発や販売を手がけるコボテクト(小堀琢矢社長、横浜市都筑区)は、新たに「コボテクト サンブロックフィルム(KSBF)」「コボテクト プロテクションフィルム」の取り扱いを開始した。KSBFは、紫外線遮断率100%、可視光線透過率92%、熱遮断率99%で日焼けや夏の暑さを徹底的にブロックしながら、車検対応をクリアする高透明度を実現する。

 4月には横浜市内にショールームを備えたトレーニングセンターを開設する。KSBF製品を体感できるブースや実車にフィルムを施工し、赤外線や紫外線カットの効果を体感できるようにする。合わせて、トレーニングセンターでは、フィルムについて総合的に学習できるスクールを開講。初めてフィルムを取り扱う未経験者を対象とした「セクター1」から、フィルム施工技術のさらなる底上げを目的とする「セクター6」まで複数のレベルを設定。そのほか、身につけた技術を収益化するための施工やテクニックなどもメニュー化する。

 また、フィルムの販売から技術習得支援などをパッケージ化したフランチャイズチェーン(FC)展開も予定。すでに東京都内と大阪府内への出店が決定している。同社専務は「店舗数を追い求めるのではなくクオリティと人柄を重視したい」とし、異業種も含めて幅広く募集する。また、FC加盟店を集めたミーティングなども想定しており、供給、販売、FC加盟店が一緒になって取り組む組織づくりを目指す考えだ。