JDパワージャパン(山本浩二社長、東京都港区)は、今年1月にインターネット上で実施した「2021年レンタカーサービス顧客満足度調査」の結果を発表した。総合満足度ランキング(1千ポイント満点)は、トヨタレンタカーが3年連続の1位(718ポイント)で、「車両」「出発/返却時の対応」「サービスメニュー」「予約」の4項目で最高評価を獲得した。また2位が日産レンタカー(715ポイント)、3位がタイムズカーレンタル(714ポイント)で続いた。

 「コロナ禍を受けたレンタカー利用について」の調査項目では、「公共交通機関に替わりレンタカーを利用した」と答えたユーザーが19%を占め構成比が最も高かった。レンタカー利用時にステアリングホイールの除菌など「感染予防対策を行うようになった」は15%に達し、予防に努めたユーザーが相当数いた様子が浮かび上がった。

 また、「カーシェアリングではなく、レンタカーを利用した理由」については「車内の清掃・消毒が行き届いていると思ったから」が11%だった。同社は「ユーザーへの安心感を醸成していく取り組みが重要となろう」とコメントしている。

 同調査は年1回実施されており今回が5回目。調査対象は、半年以内に国内でレンタカーを利用した18~64歳男女。6951人が回答した。