「モノトラ」を導入した物流トラッカーの利用方法のイメージ

 アルプスアルパインは、Wi-Fiアクセスポイント位置情報の精度向上と顧客のシステム構築・運営を簡略化する位置情報管理クラウドサービス「モノトラ」を開発したと発表した。今後、Wi-Fiアクセスポイントによる高精度な位置情報を活用したアプリケーションの展開を目指す。

 同サービスでは、屋内や建物が密集した都市部など、通信状態が安定していないなどの環境でも移動する「モノ」の正確な位置情報を取得できる。スカイフックワイヤレスの精密測位システムを活用する。物流トラッカー向けとして3月から販売開始した。

 物流トラッカーは、Wi-FiアクセスポイントのMACアドレス(識別番号)を利用することで物流資材の正確な位置を把握できる。

 モノトラは、スカイフックワイヤレスがグローバルに保有する54億カ所を超えるWi-Fiアクセスポイントのデータを活用することで、位置情報を高精度で検出できるとしている。