マグナ・インターナショナルは、PHV(プラグインハイブリッド車)パワートレインシステム「Eテリジェントエコ」を開発したと発表した。120㌔㍗のeモーター付きハイブリッド専用トランスミッションを搭載しており、温室効果ガス排出量を最大38%削減できるという。新開発の電動全輪駆動(AWD)システムも同時に発表した。

 新開発のPHVパワートレインシステムは、電動走行だけの航続距離が62㍄(約100㌔㍍)。コネクテッド機能も搭載しており、スマートクルーズコントロールやエコルートによって道路状況を考慮して目的地まで最も効率的なルートを提示する。また、専用トランスミッションに組み合わせたソフトウエア機能によって、排出ガスの大幅削減も可能になるとしている。

 また、次世代型AWDシステム「Eテリジェントリーチ」は、シリコンカーバイド(SiC)パワー半導体を使用したインバーターの採用やアップグレードしたソフトウエアによって既存システムと比べて航続距離を20%延長する。