ミシュランは2050年までに、タイヤを100%持続可能にすると発表した。原材料では、現在約3割にとどまっている天然素材の使用量を増やすほか、タイヤリサイクルプラントの活用を進めることで実現する。

 研究開発拠点7カ所の6000人以上のエンジニア・開発者らが350の専門分野で目標に取り組む。

 パイロウェーブと提携して、廃ポリスチレンからリサイクルスチレンを製造し、タイヤ製造で使用する合成ゴムに再利用する。また、エンバイロと協業で、タイヤリサイクルプラントを新設し、使用済みタイヤから高品質な再生材料を回収する技術を開発した。

 テクノロジーパートナーや異業種と協業し、イノベーションのスピードアップと品質向上を図る。