コロナ禍は自動車産業にも大きな影響を与えた。感染症の流行を前提とした働き方の在り方を模索する企業も少なくない

コロナ禍によって、在宅勤務など働き方に多様性が出たため、新しいニーズや時代に対応したBCP(事業継続計画)にする―。岩機ダイカスト工業の横山廣人専務取締役がこう意気込むのは、これまでつくり上げてきたBCPが「(感染症の)パンデミックは想定していなかった」からにほかならない。東日本大震災を機に、企業は自然災害に重点を置いたBCPを策定してきた。今回…