ブリヂストンは、非タイヤ事業の海外3拠点を譲渡・清算すると発表した。対象は多角化事業を手がけるインドネシア、中国・上海とメキシコの子会社。競争力の維持が見込めず事業の継続が困難と判断した。3拠点とも年内に手続きを完了する予定。

 自動車用防振ゴムを生産するインドネシアの拠点は、現地自動車部品メーカーのべラスト・インドネシアに売却した。今年6月にも清算手続きが完了する予定。

 ウレタンやゴム発泡体を生産する中国・上海の子会社と、自動車用ウレタンフォームを製造するメキシコの子会社は年内に清算手続きを完了する予定。

 3拠点合計の2019年度の売上高の合計は約19億円。

 ブリヂストンは2月に発表した中期事業計画で生産拠点を現状から4割削減する方針を掲げており、今回の3拠点の清算も再編の一環。