FCAジャパン(ポンタス・ヘグストロム社長、東京都港区)は4日、2月の新車販売台数が前年同月比9・3%増の1876台に達し、5カ月連続で過去最高を更新したと発表した。輸入車市場全体はマイナスだったものの、プラスとなった。けん引役となったジープは、同10%増の1093台で、過去最高だった。

 好調が続くジープは、SUV「ラングラー」と「レネゲード」が伸長したことや、ジープ80周年を記念した限定車「80thアニバーサリー・エディション」を導入したことなどが販売を後押した。フィアットでは、「500」シリーズが安定的に販売を伸ばした。

 2月の実績を受けてヘグストロム社長は「2月最終週(22~28日)の来店客数は、全ブランドで通常を上回った。ジープの受注は473件。全ブランド合計は757件となり、週別の受注台数では過去最高を更新した」などとコメントした。