アイシン精機は2日、自動運転バスなどの乗客を見守る「マルチモーダルエージェント」を開発したと発表した。次世代モビリティのほか、街中や施設内での案内など、幅広い分野での応用を想定している。

 文部科学省の補助を受け、音声認識のハーモナイズド・インタラクションズ(北岡教英代表、徳島県徳島市)、データ解析のイデイン(中村晃一代表、東京都千代田区)、豊橋技術科学大学などと共同で開発した。車内カメラの画像や音声から、乗客の挙動や意図、忘れ物などを検知し、CGキャラクター「Saya」が注意する。

 アイシン精機はドライバーモニターシステムで培った画像の認識や分析技術を提供した。