アルプスアルパインと損害保険ジャパン、キユーソー流通システムの3社は、物流におけるパレット流出の課題解決に向けた共創を開始したと発表した。実証実験では、アルプスアルパインの物流資材を遠隔管理するIoT(モノのインターネット)デバイス「物流トラッカー」をキユーソー流通システムが運用するパレット約200枚に装着し、パレット流通にかかわる課題解決を目指す。

 物流において利用されるパレットは、商品を載せて運送を行うための物流機器。業務効率化や働き手不足の解消に役立つ一方で、利用会社の管理から外れてしまう流出と呼ばれる状態が物流や倉庫、製造業などのパレットを利用する幅広い業界において共通課題となっていた。

 実証実験は2020年12月から6カ月間。物流トラッカーから得られるパレットの位置情報や移動履歴など稼働状況のデータを収集することで、想定していた利用ルートや保管場所と異なる場所に流出したと推定されるパレットを特定し、利用履歴や流出原因の把握・分析を行う。損保ジャパンが実証実験で得られたデータを活用し、パレット流出を軽減するサービスを考案する。