プレミアムなガレージライフとして訴求する(イメージ)

 オートバックスセブンは、同社がデザインした新築賃貸物件の入居募集を開始した。1階をガレージスペース、2階を生活空間としたガレージハウスとして、クルマの手入れを趣味とする単身者層などの利用を見込む。同社が賃貸物件を手掛けるのは初めて。

 埼玉県朝霞市に新築したガレージハウス「バックスポット朝霞」のプロデュースに同社が携わり、地域の賃貸事業者が入居者の募集・管理を担う。マイカーのメンテナンスやカスタマイズを行えるガレージは風雨や埃、紫外線から車両を保護できるほか、車両盗難リスクも低減できる。建物外観は黒を基調とし、シャッターは電動式とするなど、高級感のある住まいとして提案する。ガレージ内駐車台数に応じた3種の間取りで全8戸を用意し、賃料は15万8000~16万5000円(管理費・共益費込み)。収入や時間にゆとりのある30歳代前後の単身者を主な顧客層に想定する。

 用品販売や車両販売に加え、車両とともに過ごす空間自体も提供することをコンセプトに、2018年頃から企画を進めていた。コロナ禍でリモートワークが浸透する中、在宅時間を活用する観点からも訴求する。今後、成果を見極めながら他地域での展開を模索する。