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 福島沖地震で東北新幹線の一部区間運休を受け、首都圏と東北を結ぶ路線を持つ高速バス事業者は15日から、臨時便や増便の運行を本格的に始めている。15日は各便とも満席が相次ぐなど、各社には利用者からの問い合わせや申し込みが殺到している。

 ウィラーエクスプレスは14日に急きょ、上下1便ずつ運行、15日は昼行3便と夜行3便で臨時便や台数増での運行を決めた。同社では、東北自動車道の安全を確認したとしており、今後1週間程度、増便や台数増の対応を取る予定にしている。

 ジェイアールバス東北(JRバス東北)も15日、仙台や福島と東京方面の上下線で、運行台数を増やすなどの対応を取っている。同社でも当面、増便体制を継続する。

 京王バスは、コロナ禍で運休していた新宿ー仙台線を21日まで臨時に運行することを決定。東北の事業者も臨時便の運行を始めている。

 一方で、常磐自動車道の一部区間通行止めの影響で、福島県いわき市方面発着の便で一部運休便が出ている。