スズキは5日、大型二輪車「ハヤブサ」を全面改良し、2月末以降に欧州から順次販売を開始すると発表した。同モデルは同社二輪車のフラッグシップモデルで、全面改良は13年ぶり。走行性能やデザイン性を高めるほか、利便性や安全性を高める電子制御システムも新搭載する。

 排気量1340ccの直列4気筒エンジンは、電子制御スロットルの採用や吸排気の機構変更などで低中速域の出力、トルクを向上するとともに、20年に欧州で導入された排ガス規制「ユーロ5」に適合させる。新搭載の電子制御システム「スズキインテリジェントライドシステム」は、出力特性やエンジンブレーキなど5つの制御を設定変更できるほか、設定速度を超えないようにするスピードリミッターも世界で初搭載する。

 デザインはシャープでエッジが効いたスタイリングを採用。吸気口の縁にはポジションライト組み込み型ターンシグナルを同社二輪車で初めて採用する。