内山社長と市井次期社長(右側)

 日本精工は2日、社長交代のオンライン記者会見を開催し、内山俊弘社長と次期社長に決まった市井明俊専務が出席した。市井専務は「自動車の電動化に対応した新製品を立ち上げたい」と抱負を述べた。また、「摩擦をコントロールする技術の提案で、既存のプロダクトの付加価値を高めたい」とも話した。こうした新たなかじ取りで、「100年後でも1千年後でも回り続ける会社を目指したい」と意気込む。

 市井専務は、自動車軸受けで営業やマーケティング、事業戦略の立案と実行に携わってきた。海外経験も長く、欧州での現地自動車メーカーへの参入や、インド総支配人として新興国やインドでの事業基盤の構築に手腕を発揮した。直近では新型コロナウイルスの感染拡大を受け、グローバルでの対策を取り仕切っている。「飾らず、誠実に」を胸に日本精工のタスキを引き継ぐ。

 内山社長は市井専務を「誰からも人望が厚く、仕事では分析力や企画力、それを実行する能力と目標達成への執着心がある」と評する。さらに「新しいものを理解するセンスに長けており、新時代にマッチした人材だ」と背中を押した。

 次期社長は旅行好きで、温泉地巡りで47都道府県の制覇を目標にする。