トヨタ紡織は、樹脂製タイミングチェーンカバーがスバルの新型「レヴォーグ」に採用されたと発表した。同社はスバルのほかマツダ、スズキなどトヨタ自動車と協業する完成車メーカーを「戦略OEM」と位置づけ、売り込みを強化し始めており、今後も提案活動を積極化する。
レヴォーグの1.8リットル直噴ターボエンジン車に採用された。耐久性が求められるタイミングチェーンカバーはアルミ製が主流だが、同社は樹脂シリンダーヘッドカバーなどのノウハウを応用して樹脂化し、アルミに比べ3割の軽量化に成功した。レヴォーグにはこのほか、樹脂製のインテークマニホールドやシリンダーヘッドカバーも採用されている。今年度からユニット部品の生産を始めたトヨタ紡織東北の宮城工場(黒川郡大衡村)で生産し、スバルへ納入する。